都会に住んでいれば車は不要な場合もあるかと思いますが、地方に住んでいると公共交通機関が整っていなかったり、やっぱり車が必要だったりしますよね。
一世帯で複数台の車を保有している場合もあると思いますが、老後の資金問題が話題になっている昨今です。
車が必要だとしても、本当に複数台の車が必要なのかどうか今一度考えてみても良いのかなと思います。
私自身も公共交通機関をあまり好まないことや、車が好きだったりするので、今までは絶対に夫婦で一台ずつの車が必要だと思っていました。
ただ私欲や便利さを一旦おいておいて、本当に2台の車が必要なのかな?と考えると、なくても生活できるのではと思うようになりました。
実際に車の複数台保有をやめてみたら、結構な固定費(支出)の削減になったので、実際にどれくらい節約出来たのか記載したいと思います。
車を所有し続けるとかかる費用(維持費)
車を保有することで必ずかかってくる維持費、どんな物があるかご存知ですか?
- 車に悪いところがないか調べる【定期的な点検費用】
- 事故を起こしてしまったときに備える【保険の費用】
- お国に収める【税金】
- 車を走らせるために必要な【燃料費(ガソリン代)】
- 車を停めておくための費用【駐車場代】
- 消耗品や壊れた部品の【交換費用】
ざっと上の費用がかかることになります。
毎年かかる費用もあれば、突発的に必要になる費用もあります。
車に悪いところがないか調べる【定期的な点検費用】
点検費用には車検(2年点検)と1年点検があります。
他にも6ヶ月点検なども場合によってはあるかなと思います。
あくまで私の場合ですが、直近の車検費用は56,778円でした。
軽自動車だったこともあり思ったより安目だったかなと思います。
車検は2年に一度なので、1年間でかかる費用としては半額の28,394円となります。
車検がない年は1年点検を受けることになります。
毎年、車検(2年点検)と1年点検が交互に来る感じになっています。
1年点検の費用は、はっきりとは覚えていないのですが相場としては1万円前後のようです。
こちらも2年に一度なので、半額の5,000円が年間でかかる費用になるかなと思います。
事故を起こしてしまったときに備える【保険の費用】
車の保険には自賠責保険(強制保険)と任意保険があります。
まず自賠責保険料ですが、軽自動車24ヶ月契約で25,070円となっています。
自賠責保険については、上で書いた車検(2年点検)の費用に含まれています。
次に任意保険です。
名前の通り加入は任意ですが、自賠責保険ではまかなえない範囲をカバーするため加入するのが一般的かと思います。
私の契約では、年間35,830円の保険料がかかっていました。
お国に収める【税金】
維持費としての税金は、重量税と自動車税がかかります。
重量税は軽自動車の場合は年間6,600円となりますが、これも上に記載した車検費用に含まれています。
自動車税は、軽自動車の場合は軽自動車税になりますが年間7,200円となっていました。
車を走らせるために必要な【燃料費(ガソリン代)】
燃料費については、年間走行距離により人それぞれでかかる金額が変わってくる部分になります。
私の場合は、通勤にしか使ってなかったこともあり年間の走行距離は2,500km程度でした。
車の燃費が15km/L、ガソリン(レギュラー)140円/Lとすると年間のガソリン代は、23,333円となります。
年2,500km÷燃費15km/L×レギュラー140円/L=23,333円
年間の走行距離が多い人はもっと燃料費がかかることになります。
車を停めておくための費用【駐車場代】
次は駐車場代ですが、これは自宅に駐車場があるかたは不要になる費用です。
私の場合は、自宅駐車場の他に職場の近くに月極の駐車場を借りていたので、毎月8,000円の賃料がかかっていました。
なるべく安い月極駐車場を選んだつもりですが、年間で考えると96,000円もかかっていたことになります。
消耗品や壊れた部品の【交換費用】
最後に消耗品や部品の交換費用になります。
これは固定費というよりは突発的にかかる費用になるかと思います。
地方(雪国)に住んでいて、一番大きな出費と言えるのがスタッドレスタイヤかなと思います。
スタッドレスタイヤの交換目安は3~4年と言われています。
軽自動車13インチの場合でだいたいタイヤ4本25,000円くらいみたいですので4年で割ると年間6,250円です。
あと一般的なのは洗車費用です。
例えば月に一度、500円の洗車機にかけると考えると1年では6,000円となります。
他にもオイル交換やバッテリーの交換なども場合によってはかかってくる費用になります。
年間で必要になる費用(維持費)の総額は?
どうだったでしょうか、車一台を維持するだけでも上記の費用がかかってくることになります。
上記をすべて合わせると年間の維持費は、187,007円にもなることがわかります。
一番安いクラスの軽自動車でさえ、年間10万~20万の維持費がかかるのです。
逆に言えば、車を一台手放せばそれだけで年間10万~20万の固定費(支出)削減につながるということです。
普通車であればもっと固定費を下げられる可能性が高いです。
内訳 | 費用/年 | ||
点検 | 2年点検(車検) | 56,788円 | 28,394円 |
法定費用 | 32,770円 | – | |
自賠責保険料 | 25,070円 | – | |
重量税 | 6,600円 | – | |
印紙代 | 1,100円 | – | |
整備費用 | 24,018円 | – | |
1年点検 | 10,000円 | 5,000円 | |
保険 | 任意保険 | – | 35,830円 |
税金 | 軽自動車税 | – | 7,200円 |
燃料 | ガソリン代 | 年2,500km÷燃費15km/L×レギュラー140円/L | 23,333円 |
駐車場 | 駐車場代 | 8,000円×12ヶ月 | 96,000円 |
消耗品 | 洗車費用 | 500円×12ヶ月 | 6,000円 |
スタッドレスタイヤ | 25,000円÷4年 | 6,250円 | |
合計 | 187,007円 |
車を売却することで、得られるお金
固定費(支出)の削減ではありませんが、車を売却することで一時的に売却益を得ることも可能です。
私の場合には、軽自動車を売って20万円のお金が得られました。
約5年乗ってまだ2万キロも走っていない車でしたので正直20万は安すぎやしないかとも思いましたが、そのまま乗っていても年間20万近く費用がかかるわけですので思い切って売ってしまいました。
この売却益は、将来のために投資に回すことにしました。
まとめ
車を複数台所有している人は、本当に複数台必要なのかどうか考えてみてください。
当然、必要な人もいるでしょう。
もし実際には必要ないにもかかわらず、便利だからとかなんとなくで所有しているのであれば、複数台保有をやめるのもありかもしれませんよ。
- 車を一台維持するには、最低でも年間10万円~の費用がかかります。
- 車を一台手放せば、年間10万円~の固定費削減に繋がります。
- 一時的な収入として車の売却益の得ることが出来ます。
- 年間10万円の固定費(支出)削減になるということは、年収を10万円アップさせたことと同じです。
給料を年間10万円も上げるのはとても大変なことです。 - 浮いたお金は、投資に回すことをおすすめしますが、生活費として使えば日々の生活が楽になるはずです。