卒FITを迎えた我が家では、余剰電力の活用方法としてEcoFlow(エコフロー)のポータブル電源を導入しました。
導入の経緯と簡単な理由は以下の記事に記載しました。
今回はポータブル電源を導入するにあたり、数あるポータブル電源メーカの中で、エコフロー(EcoFlow)を選んだ理由を書いてみます。
余剰電力を効率よく充電出来るのはエコフロー(EcoFlow)だけだったから
理由はこの一点のみ、余剰電力を効率よく充電出来るのはエコフロー(EcoFlow)だけだったから です。
我が家がポータブル電源を導入したのは、家の太陽光発電システムで発電した電気のうち、余剰電力のみをポータブル電源に充電したい、という目的でした。
どのメーカのポータブル電源でも、家のAC100vコンセントに繋いであげれば充電が可能だと思います。
ただそれだと余剰電力が無い、もしくは少ない場合には、電力会社から電気を買って充電することになってしまいます。
- 余剰電力の範囲内で、自動でポータブル電源を充電したい。
- 余剰電力がない場合は充電しない。
- 余剰電力が少ない場合は、少ない電力で低速充電する。
- 余剰電力が多い場合は、多めの電力で高速充電する。
- ポータブル電源が満充電された後、更に余剰電力があるようなら、それは売電したい。
卒FITを迎えた我が家で実現したかったのは、上記なのです。
そして エコフロー(EcoFlow)のポータブル電源 だけが上記を実現することが出来ました。
エコフロー(EcoFlow)や他のメーカーのポータブル電源では、大体アプリで充電のON/OFFやスケジュール、充電速度の設定が出来たりすると思います。
ただスケジュールした充電時間に、確実に家のソーラーパネルが発電していて余剰電力があるとは限りませんし、余剰電力があったとしても、設定した充電速度と乖離があるかもしれません。
一日中ずっと家の売電状況をモニターしながら、手動で充電設定を変え続けるなんてことはとてもじゃないけど出来ませんよね。仕事もありますし。
エコフロー(EcoFlow)では、私のようなポータブル電源の操作を自動化したい、遠隔操作したい、という要望に答えるためのツールを提供してくれていたのです。
それが EcoFlow Developer Platform(開発者プラットフォーム)です。
開発者プラットフォームにて公開されているWebAPIを利用することで、ポータブル電源の各種情報の取得 および 設定値の変更 が行えます。
プログラミングが必要になりますが、この開発者プラットフォームのお陰で、EcoFlowではポータブル電源の自動充電制御が実現できます。
私がこのサイトを見つけた段階では、WebサイトやYouTube等で EcoFlow Developer Platform(開発者プラットフォーム)について紹介しているものは殆ど無く、日本語サイトに至っては皆無でした。
エコフロー(EcoFlow)に問い合わせを行い、公式なAPIであることを確認済みです。
私が調べた限り、本記事の執筆時点では エコフロー(EcoFlow) 以外で公式にWebAPIを公開しているメーカーはありません。
この点については エコフロー(EcoFlow) が唯一無二 なのです。
自分自身でプログラムを組む必要がありますが、一般的な家庭用蓄電池と同様の充電制御が、ポータブル電源でも行えるというのは素晴らしいことです。
(無理して高価な家庭用蓄電池を導入する必要が無くなるのですから)
上記の理由で、我が家ではエコフロー(EcoFlow)のポータブル電源を選んだのでした。
具体的な EcoFlow Developer Platform(開発者プラットフォーム)の利用方法や、充電制御のために組み合わせる機器、技術については別途記事に出来ればと思っています。
次回はEcoFlow IoT Developer Platform(開発者プラットフォーム)を利用して、ポータブル電源のリアルタイム情報を取得する方法を記載していければと思っています。
ポータブル電源のバッテリー残量や充電状況などが取得できるので、次回からはやっと本格的な感じになっていくかなと思います。