//こんな親孝行もアリ// 両親の携帯料金を見直して、毎月の通信費を削減する!<<前編>>
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両親の携帯電話(スマホ)が更新月を迎えたので、ネット環境などを含めて通信費の見直しを行うことになりました。
私自身はもう何年も前から格安SIMを使用していますが、両親についてはキャリア契約のままとなっていました。
何度か格安SIMにしたらどうかと提案したことはありますが、よくわからないからとか、店舗で相談できなくなる、などの理由で乗り気でない反応が多かったです。
ただ、きちんと資料を作って、今かかっている料金と、見直し後の料金を比較してもらったところ、その差額の大きさに驚くとともに、格安SIMへの乗り換えを決断してくれました。
私の両親はほとんどインターネットも使いませんし、スマホやネット系の情報については歳を取るごとにどんどん疎くなる傾向にあると思います(情報弱者なんて言われたりしますよね)
なので私達子供がうまく情報を伝えてあげることが大切だと思っています。
こういった形の親孝行もアリかなと。
現在のスマホ、ネットの契約状況
今現在の両親(実家)の通信費に関する契約は以下のようになっていました。
スマートフォンと光回線で、毎月17,000円ほどの出費となっていたようです。
月額費用 | 年会費 | |
---|---|---|
父(docomo) iPhone 6 |
\5,129 | – |
母(docomo) らくらくホン F-06F |
\4,171 | – |
ネット(ドコモ光) +ドコモ光電話 |
\6,773 | – |
クレジットカード (dカードGold) |
(月割)\833 | \10,000 |
合計 | \16,906 | – |
父親のスマホ契約
出典:iPhone6 – 技術仕様
父親はスマホは月額5,000円ほどで、キャリアはドコモの契約です。
iPhone 6もドコモで購入したものを使用しています。
両親の住んでいる地域は、それなりに田舎なので対応エリアの広いドコモ回線は必須です。
auやSoftbank回線だと繋がらない、もしくはギリギリ繋がるくらいです。
なので、格安SIMに変えたとしても回線はドコモ一択となります。
iPhoneについては格安SIMで引き続き使えますので、端末を買い換える必要もなさそうです。
母親のスマホ契約
出典:らくらくスマートフォン3
母親のスマホは月額4,000円、父親と同じくドコモの契約です。
実際には父親名義の契約になっているようです。
端末が少し曲者で、ドコモのらくらくスマートフォン3(F-06F)という機種となります。
年配の人向けに文字が大きく、画面操作が簡単になっているスマートフォンです。
格安SIMに変えるとなると、この機種は使えないと思いますので端末の準備も必要です。
とりあえずは私が昔使っていたAndroid端末を使ってもらおうと思っています。
光回線
実家にはインターネット用に光ファイバーの固定回線も契約している状況です。
光回線については両親はほとんど使っていない状況ですが、子供や孫が帰省したときに困らないようにと契約を続けてくれていたものになります。
契約はスマートフォンの契約に合わせて、ドコモ光です。
光回線の契約時に、電話もひかり電話に切り替えていたようです。
ドコモ光+ひかり電話で、月7千円弱の出費となっています。
年金ぐらしの両親にはそれなりに大きな出費です。
子も孫もそれなりに大きなった今、そのためだけに契約を続けるのも負担になりますので、この機会に光回線は解約することにしました。
ただ電話はやはり必要とのことで、光電話からNTTのアナログ電話に戻す(アナログ戻し)手続きが必要になります。
クレジットカード
これは聞いて少し驚いたのですが、dカードGoldに契約していました。
ドコモでスマホと光回線を申し込む際に、安くなるからと言われよくわからないまま契約したとのこと。
dカードはポイントが貯まるクレジットカードとして有名ですよね。
確かに両親も結構ポイントが溜まっていたようですが、今回ドコモ経済圏から抜けることになりますし、年会費ももったいないのでこちらも解約する予定です。
両親はクレジットカードもほとんど使うことはありませんし、他に年会費無料のカードを持っているのでdカードGoldは不要です。
見直し予定の契約
以下が見直し予定の契約になります。
スマホ契約はキャリア契約からラインモバイルに切り替えて、光回線は解約、電話はアナログに戻します。
月額費用 | 初期費用 | |
---|---|---|
父(iPhone 6) LINEモバイル 3GB + LINEデータフリー |
\1,480 | (エントリーパッケージ) \100 (SIMカード発行手数料) \400 |
母(Galaxy Feel) LINEモバイル 500MB + LINEデータフリー |
\1,100 | (SIMカード発行手数料) \400 |
NTT固定電話 (アナログ戻し) |
(加入権あり) \1,600 (ナンバー・ディスプレイ)\400 |
(工事不要) \2,000 |
合計 | \4,580 | \2,900 |
父親のスマホ契約
ドコモのキャリア契約からLINEモバイルの3GBプランに切り替えます。
iPhone6はそのまま使えるので端末の変更はありません。
LINEモバイルのいいところは、LINEの関連サービスについてはデータ容量に関わらず使い放題になるところです。
ドコモで言うところのファミリー割引と同じイメージで使うことが出来ます。
LINEを使うぶんには家族以外でも無料ですし、メッセージのやり取りだけでなく通話や動画もすべて無料で出来るのでとても便利です。
(PC版のラインも無料の対象になるとのことですので、大きな画面でテレビ電話も可能です)
5,129(docomo)- 1,480(LINE)= 3,649円
月額3,649円の固定費削減になる予定です。
母親のスマホ契約
母も同様にドコモからLINEモバイルに切り替えます。
ほとんどスマホも使わないので容量の少ない500MBプランを契約する予定です。
ただ、キャンペーンを適用するため最初は3GBプランで申し込んで、あとから500MBプランに変更します。
端末は「らくらくホン」から「Galaxy Feel」に変更します。
ギャラクシーは私が以前使っていた端末で、古いですがまだ普通に使えます(これで端末代金もかかりません)
4,171(docomo)- 1,100(LINE)= 3,071円
月額3,071円の固定費削減になる予定です。
固定電話
光インターネット(ドコモ光)とクレジットカード(dカードGold)は解約して、光電話についてはNTTの加入電話(アナログ固定電話)に切り替えます。
NTT固定電話の料金ですが、恐らく加入権がまだ残っていると思いますので、月額1,600円になる想定です。
それにプラスしてナンバー・ディスプレイくらいは必要と思いますので、オプション料金で400円、合計で月額2,000円かなと予想しています。
6,773(ドコモ光)+ 883(dカード)- 2,000(NTT)= 5,606円
月額5,606円の固定費削減になる予定です。
いくら安くなるのか?
見直し前は、月に約17,000円かかっていましたが、見直し後は約5,000円まで固定費を下げることができそうです。
16,906(見直し前)- 4,580(見直し後)= 12,326円
削減額は月12,326円にもなります。
まずは母親のスマホ乗り換えから
比較的乗り換えが簡単と思われる母親のスマホから手続きをすすめることにしました。
母のドコモ契約も、実際には父親の契約になっています。
主契約の父については、ドコモ光を契約していることもあり簡単にmydocomoのホームページからMNP予約番号を取得することは出来ません。
母については主契約ではないので、ネットで全て完結できるので、まずは母親の乗り換えから行いました。
端末の準備
GalaxyFeelを初期化する
まず、私が以前使っていた端末(GalaxyFeel)の初期化を行いました。
以下の手順で初期化を行いました。
- 「設定」アイコンをタップ
- 「一般管理」メニューをタップ
- 「リセット」をタップ
- 「工場出荷状態に初期化」をタップ
- 「リセット」ボタンをタップ
- 「全て削除」ボタンをタップ
auのよくあるご質問ページにわかりやすい説明が載っていました。
母親のGoogleアカウントを作成する
母は「らくらくホン」を使っていて、中身は一応AndroidですがGoogleアカウントは取得していない状態でしたので、Galaxy Feelの初期設定で、ついでに母のGoogleアカウント(GMailアドレス)を取得しておきました。
元々docomoのメールは全く使用していなかったので、使えなくても全く問題ないのですが、今後はGoogleのメールアドレスを使ってもらうことになります。
Galaxyの画面を簡単モードに設定する
もともと「らくらくホン」を使用していたので、アイコンや文字のサイズは大きいほうが使いやすいかなと思っていたところ、Galaxyには「簡単モード」があることがわかり、設定しておきました。
少し機種が違いますがGalaxyのページに設定方法がありました。
これで母親も少しは使いやすくなったと思います。
電話帳と写真をらくらくホンから移行
SDカードにバックアップする
次はらくらくスマートフォンに入っている電話帳と写真をバックアップします。
らくらくスマホにSDカードをセットしたら、以下の画像の手順でバックアップすることが出来ます。
出典:簡単!バックアップナビ
手順に従って操作すれば簡単にバックアップすることが出来ます。
もしSDカードが無いという方は、この機会に購入することをおすすめします。
Androidであれば次の端末でも使えると思いますしね。
SDカードからGalaxyFeelにインポートする
バックアップが完了したら、今度はバックアップデータをGalaxy Feelにコピーします。
以下の手順で行いました。
- らくらくスマホからSDカードを取り出して、Galaxy Feelにセットします。
- Galaxyの連絡先アプリを起動します。
- アプリ上にある3本線のメニューをタップします。
- 「連絡先を管理」→「連絡先をインポート/エクスポート」をタップします。
- 「インポート」→「外部SDカード」をタップします。
- インポート先を選択して、「インポート」をタップします。
これで電話帳と写真は移行完了です。
LINEアカウントの移行
続いてLINEアカウントをらくらくスマホからGalaxyFeelに移行します。
らくらくスマホだとLINEのトーク履歴は移行できないとのことで、アカウントのみを移行しました。
メールアドレスとパスワードを登録する
アカウントを移行するには、LINEに以下の3点を登録している必要があります。
- 電話番号
- メールアドレス
- パスワード
母の場合は、電話番号は登録済みでしたがメールアドレスとパスワードは未登録の状態でした。
なのでLINEのアプリからメールアドレスとパスワードを登録しました。
(メールアドレスは上で取得したGMailのアドレスを使用しました)
メールアドレスの登録方法はこちらに記載がありました。
パスワードの登録方法はこちらです。
アカウントを移行する
準備ができたら実際にLINEアカウントの移行を行います。
まずは、移行元(らくらくスマホ)での操作です。
- ラインアプリを起動する。
- アプリ上の歯車アイコンをタップする。
- 「アカウント引き継ぎ」メニューをタップする。
- 「アカウントを引き継ぐ」をオンにする。
次に、移行先(GalaxyFeel)での操作です。
- ラインアプリを起動する。
- 「ログイン」→「電話番号でログイン」をタップする。
- 電話番号を入力する。
らくらくスマホのほうに、SMS(ショートメール)で認証番号が送られてきます。 - Galaxy Feelのラインアプリに認証番号を入力する。
- 「はい、私のアカウントです」をタップする。
- パスワードを入力する。
ここまで来たらアカウントの移行はほぼ終わったようなものです。
あとは、友だち追加の設定やトーク履歴の復元(らくらくスマホでは無理)など、画面の指示に従えば移行完了です。
ドコモからMNP予約番号を取得する
ついにMNP(電話番号の移行)を行っていきます。
まずはドコモからMNP予約番号を取得します。
取得方法については、以前記事にしていますのでそちらをご覧ください。
母については、主契約でもないのでmydocomoのホームページからすんなりMNP予約番号を取得することが出来ました。
LINEモバイルの申し込み、および設定
MNP予約番号が取得できたら、LINEモバイルへの申し込みを行います。
LINEモバイルへの申込方法も以前記事にしています。
今回も、事前にエントリーパッケージを用意して初期事務手数料3,000円がかからないように登録しました。
もちろん割引キャンペーンにも申し込みました。
「夏のWプレゼントキャンペーン」というキャンペーンが行われていたので、こちらを使わせてもらいました。
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それから以前の記事と違う部分ですが、今回は契約者が父、利用者が母となります。
なので基本的には父の名前などで入力を進めて、以下の「LINEモバイルの利用者」のところで、「契約者と利用者が異なる」を選択し、利用者の情報として母の氏名などを入力しました。
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同じように、LINEアカウントへの契約者連携と利用者連携も父、母それぞれで連携設定を行いました。
契約者連携:父のLINEで実施
利用者連携:母のLINEで実施
まとめ
とりあえず、こんな感じで母の格安スマホ移行は無事完了しました。
らくらくスマホからの移行だったので、少しだけ慣れるのに時間がかかったみたいですが、なんとか使えているようです。
まだ父の手続きが残っていますが、こちらのほうが大変そうです。
LINEモバイルへの移行のみではなく、光回線の解約、電話のアナログ戻し、クレジットカードの解約を行う必要があります。
こちらは後編として記事にしたいと思っています。
固定費削減になるだけでなく、相談や手続きの際に孫を連れて実家に帰る機会も増えて、両親も喜んでくれています。
普段はありまり親孝行する機会は無いのですが、こういった親孝行もあっていいのかなと思っています。
自分だけでなく家族みんなで金融リテラシーを高めて行けたらいいですね。